こんにちは、うさめぐです♪
「マンションは管理を買え」って聞いた事ありますか?
これは中古マンションを購入する方に向けた言葉です!
新築マンションの場合はマンション管理を行う前ですから管理状況は見れませんが、中古マンションなら築年数分の管理状況が分かります!
マンション管理は日々の住み心地からマンションの将来まで、大きく関わっていく大事な要素。
中古マンションを購入する前にマンション管理について知識を深めておきましょう♪
マンションの管理組合と管理会社の関係
始めに知っておきたいのは、マンションの管理は誰がやっているの?という点です。
それは、マンションの管理組合とマンション管理会社です。
マンション管理組合とは、分譲マンションの区分所有者全員でマンションの維持・管理を行うために作られた組織の事。これは法律上決まっている事で、分譲マンションの区分所有者であれば組合員になる義務があります。
マンションは戸建と違い共有部分が多いです、マンション住人で構成されたマンション管理組合で自分たちの住むマンションを皆で管理していきましょうって事ですね!!
とはいえ、清掃・マンションの会計・エレベータの修繕などの専門性の高い業務もたくさんあります。
管理組合員だけでマンションを管理していくのは難しい…
そこで登場するのが「マンション管理会社」
マンション管理組合員の代わりにマンションの管理業務を行なってくれる会社です。
マンション管理委託方法は3種類
管理組合からマンションの管理会社への委託方法は3種類あります。
マンションの管理業務を管理会社に全て任せる形態
メリット
マンションの管理組合の役員の負担が減る。
共有部分のメンテナンス(電球取替えや清掃)はお任せできる。
デメリット
一部委託管理や自主管理に比べると管理費用が高くなる。
新築当初から不動産会社によって管理会社が決められているので、優良の管理会社か見極める必要がある
マンションの管理業務のうち一部を管理会社に任せる形態
メリット
全面委託管理に比べると管理費用は抑えられる
デメリット
専門性の高い工事も直接発注依頼をするので、発注管理をきちんと行う必要がある。
マンションの管理業務を全てマンション住人で行う形態(保守点検などの専門性の高い業務は専門業者と契約して委託する)
メリット
管理費用がかなり抑えられる。
デメリット
マンション管理組合の負担が増えるため、共働き家庭が多いなど近年の生活スタイルとは合わない
最近のマンションは①全面委託管理が多い傾向にあるようです。
管理会社や管理方法を変更することも可能ですが、その際はマンション管理組合での話し合いが必要です。
中古マンションを購入する時は、マンションの管理方法とマンション管理会社のことも調べておくと安心でしょう♪
ちなみに、マンション管理会社へ業務を委託した費用は、住人から毎月集金している管理費から支払われます。マンション管理組合と管理会社で協力し合いマンションの管理をしっかり行なっていきたいですね!!
マンション管理人の勤務形態
マンションの管理人さんの勤務形態も3つあります。
①常駐管理・・・管理人が管理室に住んで勤務する形態
②日勤管理・・・管理人が通勤して管理する形態
③巡回管理・・・管理人が定期的に管理する形態
勤務形態で多いのは、土日「巡回中」の札が出てて不在、平日は管理人がいる「日勤管理」です。
我が家のマンションは③巡回管理
週に一度、管理会社の方にメンテナンスをしてもらっています。
管理会社だけに頼らず、住人の皆さんで住み心地が良いマンションになるように心がけたいものです(^^)
マンション管理費平均額
上記の表は平成25年度に国土交通省がマンション総合調査を行った結果です。
これによりますと、管理費 月/戸当たりの平均額は10,661円
総戸数が多いほど管理費の平均額が安くなっています!
我が家のマンションの管理費も確認しました!
マンションは30戸数で平均値よりも管理費、高かったです!(>△<)
マンション管理会社の業務内容
マンション管理会社の具体的な業務内容を見てみましょう。
会計帳簿の作成・滞納未払いのチェック・経費の支払い・収支予算・収支状況の報告・決算案の作成・理事会運営サポート業務
受付業務・立会業務・報告連絡業務・備品の管理・住居者の要望や苦情の対応・掲示板や回覧板の掲示
日常清掃(出勤日)・特別清掃
エレベーター・消防設備・電気設備・浄化槽・排水設備などの法定点検や保守点検。
(専門業者に管理会社が依頼して点検をする、結果報告は管理会社が行う。)
マンション管理業務って帳簿作成・点検業務・未払いの催促まで多くありますね。確かに自主管理では限界がありそうです。。。
マンション管理会社に全部委託してるから安心〜♪
全て任せておけばいいのね!という考えは間違いです!!!
ここで重要なのはマンションの管理決定権を持つのは管理会社ではなく「マンション管理組合」つまり、マンションに住んでいる住人の皆さんのなのです!
マンション管理組合の事を、もう少し詳しくみていきましょう〜!
マンションの理事会って何?
「理事会」って聞いたことある方も多いのではないでしょうか?
なんだか面倒くさそうなイメージありませんか???
ですが、理事会はマンションで暮らしていくためにとても重要です!
中古マンションを購入する前に、理事会について知っておきましょう!
まずは、おさらい!
「マンション管理組合」は分譲マンションの区分所有者全員でマンションの維持・管理を行うために作られた組織の事。これは法律上決まっている事で、分譲マンションの区分所有者であれば組合員になる義務があります。
そして、
「理事会」とはマンション管理組合の代表。
理事会は通常月に1回開かれます。管理会社からの問題点や改善状況・会計などの報告を受けたりします。
「理事会役員」とは理事会のメンバーです主に下記の役員名があります。
役員名 | 主な業務 |
理事長 | マンション管理の代表者、業務を統括 |
副理事長 | 理事長の補佐、理事長不在時の代行 |
会計 | 管理費等の収支・管理・会計事務 |
監事 | 組合の業務を監査、不正があれば臨時総会を招集 |
理事会役員の決め方は立候補や推薦、輪番制(役目や役割を順番に割り当てるルール)があります。
長く住めば、一定周期で役員をする機会がまわってくるのです。
管理会社はマンションの会計に関わる様々な書類を作成してくれます。
マンションをよりよくするために提案などもしてくれるでしょう。
あくまで、管理会社はサポート役。主役は住人の皆さんなのです。
自分たちの住むマンションのことは、住人全員で判断し管理していく。
マンションを購入したら、管理組合員になり主体的にマンション管理をしていく。という事を覚えておきましょう♪
我が家もあと数年で役員がまわってくる予定です!
マンションのことがより深く知れると思ってポジティブに捉えます!笑
おわりに
マンションの管理状況を良くするポイントは「人」でした。
・管理会社が良質。
・マンション住人で構成された管理組合が機能している。
・理事会がきちんと機能している。
マンション管理の状況がよく分かる情報
・長期修繕計画書がある。
・修繕積立金や管理費などの資金が管理されている。
・大規模修繕工事(築10年〜12年に1回)の実施状況
中古マンション購入前に知っておくのと知らないとでは大きな違いがあると思います!
全部理解していなくても大丈夫!我が家もそうでした!笑
不安なことは不動産会社の人に色々聞いてみましょう(^^)
それでもモヤモヤが解決しないのであれば、購入しないという選択もできます!
中古マンション購入のメリットを最大に活用して、素敵な住まいを手に入れたいですね♪
最後まで読んでくださりありがとうございました⭐︎